学術論文を書く時のヒント(Wileyより)

Wiley's infographic on 5 tips for writing better science papers
画像をクリックすると、Wiley Networkの記事へ飛び、大きいサイズの画像をご覧になれます。

学術論文を書く時のヒントを表したインフォグラフィックを、大手学術出版社のWileyが公開しています。どんなことを教えてくれてるのか、こちらでご紹介します。

このインフォグラフィックにある5つの点は、論文のいくつかのセクションの役割を踏まえた書き方を教えてくれます。

5つの要点

インフォグラフィックの5点は、ざっと以下の通り。

① カバーレター:今回の研究の「何」が「どう」重要なのかを(ジャーナルの編集長へ)伝える。

② 題名:読み手の注意をまずひく題名。難し過ぎず、長すぎず、テクニカル過ぎず。全く同じ分野の専門家でなくても、ある程度題名を読んで、論文のトピックがわかるような題名が望ましい。検索で使われるキーワードは入れるように。

③ Abstract:細かいことを全て詰め込まなくてもOK。読み手の興味をそそる一文で始め、重要点をいくつか述べ、最後に論文の一番伝えたいメッセージで締めくくる。

④ Introduction:研究の背景と、その中でこの研究がどう重要なのか、何を追求したのかを読み手に理解してもらうことが、Introductionの役割。何故この研究に興味を持つべきか、読み手を説得したいところです。

⑤ Results(結果):途中で経験したこと、発見したこと、色々と伝えたいかもしれませんが、そういう気持ちは抑えて。焦点を絞り、必要事項のみを簡潔に伝えましょう。

もっと詳しく知りたい方へ

インフォグラフィックも便利だけど、これの元になったRichard Threlfall氏の記事( ChemistryViewsのシリーズ)をご覧になることをおすすめします。まずは以下の2つからどうぞ:

Threlfall氏は科学系の論文について書いてますが、どんな分野の学術論文に当てはまると思います。

まとめ

読み手に理解してもらう為に、それぞれのセクションがどのような役割を果たすのか、まずそこを掴むのに便利なWileyのインフォグラフィック。

どの点を取っても、「読み手に何を伝えたいか」を、著者ご自身が明確に捉えるところが原点となってます。

研究の成果を文章にするというのは、「読み手に伝える」コミュニケーションの一概。読み手を意識し、伝えたいことに焦点を当ててわかりやすく書くことが、投稿が出版に繋がる可能性をアップさせるということですね。

一番伝えたいことが何か。それを著者ご自身が捉える為に、執筆する前にできることや、一通り書き終わって編集する段階でできることなどがあります。それを今度ご紹介したいと思います!

伝えたいことが伝わっているか、第三者に見てもらうのは、学術論文を書く過程で有効な手段ですが、英語ネイティブではない方には必須。The Clarity Editorでお手伝いできそうでしたら、ご相談ください☆

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