自己評価やレジュメ用ビジネス英語:誇張しないで主張する方法

自己評価やレジュメ用ビジネス英語:誇張しないで主張する方法

英語レジュメで成果や自己評価を書くときは、チームや組織として成し遂げたことではなく、「自分個人が達成したこと」を述べなければならないのが難しいですよね。無理に誇張しても不自然なだけです。ではどうやって書けばいいのでしょうか。

先日は、パフォーマンスレビューの自己評価を書くのをお手伝いさせていただきました。

パフォーマンスレビュー(勤務評定)とは、例えば一年間などの決められた期間ごとに、上司と自己で自分の仕事ぶりを振り返り、昇給・昇格、そして今後の目標などへ繋げていく…というものです。

私も国連勤め時代にやったことあります。一般企業で今でも使われてるのですね。(もう古い!と言う方もいらっしゃるようですが…^^)

パフォーマンスレビューとお国柄

数字や文章でパフォーマンスを評価していくのですが、どこの国の企業かによって、捉え方が違うのが難しいですね。

例えば1~5の数字で評価せよと言われても、「仕事をしっかりやっている」という意味を伝えるには、アメリカ式に「4」や「5」を主にするのか、ヨーロッパ式に「3」にした方が、真に受け止めてもらえるのか。

「どんな成果をあげたか」というのを文章で説明するのも、日本人としては誇張しすぎでは?と思ってしまう程度が必要なのか。それとももっと反省点などを正直に書いてもいいのか。

こういうニュアンスは、やはり同僚などと話して情報を仕入れるしかないのかもしれませんね。

誇張なくても、主張する書き方

自己評価やレジュメを書くにあたって、さんざんアメリカ式の「自分をいかに素晴らしく見せるか」…という書き方を教わってきました。が、そんな私でも、実はどうしても違和感をなくせません。

でも、実際仕事を成し遂げた方なら、誇張しなくても十分説得力のある書き方があると思います。

①まずは遠慮の気持ちは抑えて、自分に正直に

「遠慮」「控えめに」…特に日本人女性には美徳とされ、刷り込まれてしまっていることが多いと思いますが、男性でもこういう気持ちってあるのでしょうか(^^;でも実は、日本人女性に限りません、欧米女性でも(度合いは違えど)同じなんです。

だから、無理に誇張しないでいくためには、そういう「他人の声」のようなのは、なるべく静めるところからスタートです。

そして、「でも自分、これはしっかりやれたよ!」というポイントをメモってみてください。

②Action wordsや形容詞を使う

☘ Action words

この「しっかりやれた」という事柄を自己評価やレジュメに表すには、action wordsを使います。

Action wordとは主体的な行動を表す動詞です。例えば、

I participated in the project development team.

「開発チームに参加した」では、ただそこにいただけ…という印象を与えてしまいます。

そこでaction wordを使い、もっと具体的な文に変えてみましょう。

I led the project development team.
I organized the project development team meetings.

また、数値で表せる成果があれば、それも入れましょう。

I provided follow-up support to 
an average of XX% of customers.

「自分が」主体的に「行動した」ということが伝わるので、文章自体も活気を帯びます。

(ここで気をつけたいのは、「チームで」何をしたのかではなく、あくまでも「自分が」何を成し遂げたか…を書くこと。)

 

☘ 形容詞・副詞

そして「仕事をちゃんとしました」と伝わるような形容詞も、強い味方です。

competent・efficient・effective・flexible・responsive
(副詞 competently・efficiently・effectively・flexibly・responsively)

このような言葉を取り入れながら、成し遂げたことを書いてみましょう。

I managed my team effectively. 
responded flexibly to my clients' requests.

「大げさにしなくては!」と頑張らなくても、これだけで立派な評価になります。

ただ、こういう形容詞・副詞よりもやはり具体例を入れたほうがより強くなります。

例えば、「effectively manage」というよりも、

I managed a culturally diverse team to collaborate despite differences in approach.

…と書いたほうが、「effectively 効率よく」とはどういうことなのか、より具体的に伝わるはずです。

また、「respond flexibly」も、

I met my client's last-minute requests for changes and produced a final product to their satisfaction.

「Flexibly」という言葉は消えましたが、実際どういうことをしたのかはこの方がわかります。

特に副詞を多く取り入れると、かえって嘘くさく聞こえるので、ほどほどに…^^

③反省点もアクションへつなげる

そして反省点は、「〇〇がまだできません」というよりも、「xxがあれば、〇〇ももっとできるようになります」という風に、アクションに繋げてみると前向き&行動的に見えます。

NG: I couldn't perform some of my new duties 
very well because I didn't have enough information.

BETTER: Access to more information would allow me
to more effectively fulfill my new duties.


まとめ

自己評価やレジュメには、遠慮したり控えめに書くことはありません。ただ、あまりにも現実とかけ離れたことを書くと、突っ込まれたり信用感を失うので、やったことをありのままに…が基本です(^^)

そしてaction wordを使ったり、適度にすてきな形容詞を取り入れたり、なんでもアクティブ・前向きなspinをつけられたら、上等です☆

他人のならまだ楽ですが、自分のを書くのは難しいですよね(^^;The Clarity Editorでは、ビジネス英語アドバイスも提供しています。自己評価やレジュメのお手伝いを必要とされてるなら、まずはご相談ください☆

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