英文作成のコツ:基本の構造

英文作成のコツ:基本の構造

edit english structure

どんなに「正しい」英語を書いても、構成が日本語の文章のままでは、不自然で説得力に欠けてしまいます。まずは英文の基本構成をマスターしましょう。

英文には英文の、日本語の文章とは異なった流れや構成があります。その基本構成を理解しないと、どうなってしまうのか。

翻訳の一文一文は正しい英語だと「ネイティブチェック」を通したとしても、全体の流れが英文として不自然であると、メッセージの説得力が減り、もったいないことになってしまいます。(AIなどを使った機械翻訳の限界もここにあります。)

英文構成の基本

日本語の文章を読んでいて「いいな」と感じるのは、流れるような文体であったり、感情に呼びかけるようなものだったりしますが、英文は至って論理的です。

アメリカの高校生がみっちり教えられる文章の基本構成とは:

  1. イントロダクション:これから何を伝えるのか、一番のメッセージ(thesis)をまず述べる。”State what you’re going to say.”
  2. 理由その1:なぜそうなのか(なぜ大切なのか、本当なのか)、後ろ盾となる理由その1を述べ、証拠を提示する。
  3. 理由その2:理由その2を述べ、証拠など提示。
  4. 理由その3(上と同じ)etc.
  5. 結論: 伝えたかったメッセージを再度述べ、理由1,2,3を繰り返し、まとめる。”Repeat what you said.”

全体的に「一番伝えたいこと」を始めに述べ、それを後ろ盾する理由や証拠を提示し、最後にまた「伝えたいこと」で締めくくる。

「一番大切なこと」を始めに述べるのは、段落内でも同じです。

文章のみならず、英語でプレゼンを行う時などもこの構成が基本なので、知っておくと便利です☆

また、文書の種類や趣旨によっては、決まった「型」があります(例えば学術論文のIMRaD)。その型も使いこなせるようになると、英文の説得力が上がります。

ルールは割と簡単。でもそれを適用するのは、やはり経験がある他者の目と力を借りたほうが確実です。The Clarity Editorの得意とする英文編集。ご相談は、こちらからどうぞ☆ふつうのネイティブチェックも承ります♪

2 Comments

  1. Pingback: The Clarity Editor式、英語編集へのアプローチ | The Clarity Editor

  2. Pingback: 伝わる英語文書には「型」を使おう | The Clarity Editor

Leave a Reply

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.